足底筋膜炎

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎は、足の裏のかかとから足指の付け根をつなぐ強靭な繊維状の組織「足底筋膜（足底腱膜）」が炎症を起こし、痛みが生じる状態です。この筋膜は足のアーチを支え、歩行時の衝撃を吸収する重要な役割を担っています。炎症が起きると、特に朝の最初の一歩や、長時間座った後の立ち上がりなどで強い痛みを感じることが特徴です。

足底筋膜炎は一般人口の約10％に発症するとされており、日本では約1,000万人以上が生涯で一度は経験すると推定されています。特に40～60歳の年齢層に多く見られ、女性の方が男性よりも発症率が高いとされています。また、症例の約3分の1は両足に症状が現れます。

痛みをかばうことで体のいろんな箇所に負担がかかり、膝や腰などにも痛みが出ることもあり、かかとの骨に「骨棘（こつきょく）」と呼ばれるトゲ状の突起ができ、さらに痛みが増し、歩行時に激痛が走ります。

無理が続くと、足底筋膜の断裂につながるリスクが高まり、歩行自体が難しくなる場合もあり、休職に追い込まれたり、痛みによって運動不足となり全身の健康状態が悪化してしまう恐れがあります。

足底筋膜炎の原因

開院以来、当院には足底筋膜炎でお困りの方が数多く来院しています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、足底筋膜炎の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

足底筋膜炎の原因として次のものが挙げられます。

足底筋膜炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。足底筋膜炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足底筋膜炎への対応として、病院では次のようなものが一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤は一時的な痛みの緩和には効果がありますが、根本的な原因を解決するものではありません。長期使用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。ステロイド注射は筋膜の弱体化や断裂のリスクを高める可能性があります。

リハビリテーション

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。適切な指導なしに行うと、かえって症状を悪化させる恐れがあります。

装具療法

インソールは靴によっては合わないことがあり、常に装着する必要があります。ナイトスプリントは睡眠の質を低下させる可能性があります。

足底筋膜炎を改善するために

まずはあなたの足底筋膜炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、足底筋膜炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが足底筋膜炎の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

足底筋膜炎に関するQ&A

足底筋膜炎は自然に治りますか？

完全に自然治癒することは稀で、多くの場合は適切なケアが必要です。早期に対処すれば3〜6ヶ月程度で改善することが多いですが、放置すると慢性化し、治療期間が長引く傾向があります。

足底筋膜炎の人がやってはいけないことは？

過度な運動、特にランニングやジャンプなどかかとに負担のかかる動作は避けるべきです。また、裸足や平らなサンダル、クッション性の低い靴の使用も症状を悪化させる可能性があります。

足底筋膜炎と診断されたら仕事は休むべきですか？

立ち仕事など足に負担のかかる仕事の場合、症状が重い時期は休職や業務調整を検討した方が良いでしょう。デスクワークであれば、定期的に足を休める工夫をしながら継続可能です。

足底筋膜炎は再発しやすいですか？

適切な予防策を講じなければ再発のリスクは高いです。足の筋力維持、適切な靴の選択、過度な負担を避けるなどの継続的なケアが重要です。

足底筋膜炎と外反母趾は関連していますか？

関連性はあります。外反母趾により足のアーチ構造が崩れると、足底筋膜に過度な負担がかかり、足底筋膜炎を併発するリスクが高まります。

足底筋膜炎で悩まされていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の施術と足底筋膜炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足底筋膜炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。