外反母趾

外反母趾とは

外反母趾は足の親指が小指側へ曲がり、第一中足骨が内側に突き出る変形を起こす症状です。この変形により、親指の付け根部分に痛みや腫れが生じます。女性に多く見られる症状で、特にハイヒールなどの先の細い靴を長年履き続けることで発症リスクが高まります。

初期段階では軽い違和感程度ですが、進行すると歩行時の痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすようになります。また、見た目の変化も気になるポイントで、素足になることに抵抗を感じる方も少なくありません。

外反母趾は単なる足の変形ではなく、身体全体のバランスに影響を与える症状です。足は全身を支える土台であるため、ここに問題が生じると姿勢の崩れや膝痛、腰痛などの二次的な症状を引き起こすこともあります。

外反母趾を放置すると、症状は徐々に進行していきます。初期は軽い痛みや違和感だけでも、時間の経過とともに深刻な問題へと発展する可能性があります。

まず、痛みの増加と歩行困難が挙げられます。変形が進むと、歩くたびに激しい痛みを感じるようになり、長距離の移動が困難になります。日常生活の行動範囲が狭まり、活動的な生活が送れなくなるでしょう。

また、足の変形が進行すると、他の指にも影響が及びます。第二趾が親指に押されて変形したり、小指側の指が内側に曲がる「内反小趾」を併発したりすることもあります。これにより靴選びがさらに難しくなります。

外反母趾の原因

開院以来、当院には外反母趾でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、外反母趾の原因はひとつではないということです。

外反母趾の原因として次のものが挙げられます。

外反母趾は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することで外反母趾が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。外反母趾は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

外反母趾への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

サポーターやインソールは対症療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。長期間の使用が必要で、外した途端に症状が戻ることも少なくありません。また、既製品では個人の足の形に合わないことがあります。

手術療法

全ての症例に適応があるわけではなく、術後のリハビリに時間がかかります。また、手術後も適切なケアを怠ると再発する可能性があります。手術に伴う感染リスクや傷跡の問題も考慮する必要があります。

薬物療法

根本的な解決にはならず、長期間の服用は胃腸障害などの副作用を引き起こす恐れがあります。また、薬に頼ることで症状の進行に気づきにくくなるというリスクもあります。

外反母趾を改善するために

まずはあなたの外反母趾の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、外反母趾の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが外反母趾の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

外反母趾のQ＆A

外反母趾は自然に治りますか？

残念ながら、外反母趾は自然に治ることはほとんどありません。むしろ放置すると徐々に進行し、変形が悪化する傾向があります。しかし、適切な施術と日常生活での対策を組み合わせることで、症状の改善や進行を抑えることは十分に可能です。

外反母趾用のサポーターは効果がありますか？

サポーターは一時的な痛みの緩和や変形の進行を遅らせる効果はありますが、根本的な改善には至りません。サポーターだけに頼るのではなく、足の筋力強化や適切な靴の選択、専門的な施術を組み合わせることが重要です。当院では、あなたの症状に合わせた総合的なアプローチをご提案します。

どんな靴を選べば良いですか？

つま先が広く、足指が自然に広がるスペースがある靴が理想的です。ヒールは3cm以下の低めのものを選び、足のアーチをサポートする中敷きが入ったものが良いでしょう。また、紐やマジックテープで調整できるタイプは、足の形に合わせやすくおすすめです。

外反母趾の手術は必要ですか？

手術は重度の変形や強い痛みがあり、保存療法では改善が見込めない場合の選択肢です。しかし、多くの場合、適切な施術や生活習慣の改善によって手術を回避できる可能性があります。

外反母趾と扁平足は関係がありますか？

はい、密接な関係があります。扁平足では足のアーチ構造が崩れ、歩行時に足に不自然な負荷がかかります。これにより、第一中足骨が内側に傾き、親指が外側に押し出される力が生じ、外反母趾の発症リスクが高まります。また、外反母趾が進行すると足のアーチがさらに崩れ、扁平足の症状も悪化するという悪循環が生じることがあります。

外反母趾で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と外反母趾は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

外反母趾は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。