ネフレーゼ症候群

ネフレーゼ症候群とは

ネフローゼ症候群は、腎臓の糸球体という部分に障害が起き、尿中に大量のタンパク質が漏れ出してしまう状態です。正常な状態では尿中のタンパク質は1日0.15g未満ですが、ネフローゼ症候群では1日3.5g以上ものタンパク質が尿中に排出されます。

その結果、血液中のタンパク質（特にアルブミン）が減少し、血管内の水分が血管外へ漏れ出すことでむくみが生じます。むくみは重力の影響を受けるため、朝は顔や目の周り、日中は足首などの下半身に現れやすくなります。

また、血液中のタンパク質が減ることで、コレステロールが上昇するという特徴もあります。これらの症状が進行すると、胸や腹部に水がたまる「胸水」や「腹水」を引き起こすこともあります。

ネフローゼ症候群を放置すると、さまざまな合併症のリスクが高まります。まず、腎機能が徐々に低下し、最終的には腎不全へと進行する可能性があります。

また、血液中のタンパク質が減少することで血液が固まりやすくなり、血栓症を引き起こすリスクが高まります。血栓症は肺梗塞、心筋梗塞、脳梗塞などの命に関わる重篤な状態を招く事があります。

さらに、免疫力が低下することで感染症にかかりやすくなります。むくみが悪化すると、胸水や腹水がたまり、呼吸困難や食欲不振などの症状が現れることもあります。

ネフレーゼ症候群の原因

開院以来、当院にはネフレーゼ症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ネフレーゼ症候群の原因はひとつではないということです。

ネフレーゼ症候群の原因として次のものが挙げられます。

ネフレーゼ症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することでネフレーゼ症候群が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ネフレーゼ症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ネフレーゼ症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

ステロイド薬は長期使用により、満月様顔貌、高血糖、骨粗鬆症、感染症リスク増加などの副作用が現れることがあります。免疫抑制剤も感染症リスクを高めます。

食事療法

厳しい食事制限は継続が難しく、栄養バランスの偏りを招くことがあります。また、制限だけでは根本的な改善にはつながりません。

利尿剤の使用

過剰な使用は脱水や電解質異常を引き起こすリスクがあります。また、腎機能が悪化している場合は効果が限定的です。

ネフレーゼ症候群を改善するために

まずはあなたのネフレーゼ症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、ネフレーゼ症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することがネフレーゼ症候群の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

ネフレーゼ症候群のQ＆A

ネフローゼ症候群は完治しますか？

ネフローゼ症候群は原因によって予後が異なります。微小変化型のような薬が効きやすいタイプでは、適切な治療により数週間で尿タンパクが減少し、数ヶ月で治療が終了できることもあります。一方、他のタイプでは治療に時間がかかったり、再発を繰り返すこともあります。早期発見・早期治療が重要です。

ネフローゼ症候群の人がやってはいけないことは？

塩分の過剰摂取は避けるべきです。また、医師に相談せずに市販の痛み止め（特にNSAID）を服用することも危険です。過度な運動や長時間の立ち仕事も避け、感染症のリスクを減らすため人混みへの外出も控えめにすることをお勧めします。

子どもと大人ではネフローゼ症候群の原因や治療法に違いがありますか？

子どもでは微小変化型が多く、ステロイド治療への反応が良好です。大人では膜性腎症や二次性のものが多く、治療反応性が低い傾向があります。子どもは90％以上が一次性ですが、大人は70～80％程度です。治療期間も大人の方が長くなりがちです。

ネフローゼ症候群は再発しやすいのですか？

再発しやすい病気です。特に子どもの微小変化型では60～70％が再発するといわれています。大人でも原因や病型によって再発率は異なりますが、長期的な経過観察が必要です。規則正しい生活と定期検診が再発予防に重要です。

尿の泡立ちはすべてネフローゼ症候群の兆候ですか？

尿の泡立ちだけではネフローゼ症候群と断定できません。一時的な泡立ちは尿の出し方や濃度によっても起こります。しかし、泡立ちが多く消えにくい状態が続く場合は、尿中タンパクの可能性があるため、医療機関での検査をお勧めします。

ネフレーゼ症候群で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体とネフレーゼ症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ネフレーゼ症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。