不安障害

不安障害とは

不安障害は、過度な心配や不安により心身に様々な症状をきたし、日常生活に支障が出ている状態を指します。誰でも時々は不安を感じますが、不安障害ではその不安が強く長期間（多くの場合6ヶ月以上）持続し、自分でコントロールすることが難しくなります。

不安障害には、パニック障害、全般性不安障害、社交不安障害、強迫性障害などの種類があります。症状としては精神的な不安だけでなく、動悸、呼吸困難、震え、発汗などの身体症状も現れることが特徴です。

厚生労働省の患者調査によると、精神疾患を有する総患者数は約603.0万人（2023年時点）に上り、そのうち不安障害の患者も相当数含まれています。2020年の調査では不安症で医療機関を受診する患者数は約3万人とされ、2014年と比較して約1.4倍に増加しています。

不安障害を放置すると、症状が悪化し日常生活への影響がさらに大きくなる可能性があります。具体的には以下のような問題が生じることがあります。

不安と睡眠不足の悪循環に陥り、脳が回復できず感情のコントロールがさらに難しくなります。「眠れない→不安が強まる→さらに眠れない」という負のループが形成されます。

また、不安障害が進行すると、うつ病などの他の精神疾患を併発するリスクが高まります。不安症の人はそうでない人と比べて、うつ病を発症する可能性が少なくとも2倍高くなるとされています。

不安障害の原因

開院以来、当院には不安障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、不安障害の原因はひとつではないということです。

不安障害の原因として次のものが挙げられます。

不安障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することで不安障害が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。不安障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不安障害への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗不安薬は眠気や記憶障害などの副作用が出やすく、日常生活に支障をきたすことがあります。また、依存性があるため長期使用には注意が必要です。効果が出るまでに数週間かかることもあり、即効性を期待できない場合もあります。

認知行動療法

効果を得るには数カ月の時間がかかり、薬物療法のような即効性は期待できません。また、治療の一環として出される課題が多く、負担に感じる方もいます。中には途中で治療を断念するケースもあるため、継続するための工夫が必要です。

TMS治療

保険適用外の治療法であることが多く、費用負担が大きいことがあります。また、定期的に通院する必要があり、時間的な制約も生じます。すべての不安障害に効果があるわけではなく、症例によって効果に差があります。

不安障害を改善するために

まずはあなたの不安障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、不安障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが不安障害の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

不安障害のQ＆A

不安障害は自然に治りますか？

不安障害は自然に完全に治ることは少ないですが、適切な治療と生活習慣の改善によって症状をコントロールすることは可能です。早期に専門家に相談し、自分に合った治療法を見つけることが大切です。放置すると症状が悪化する可能性があるため、早めの対応をお勧めします。

不安障害の人がやってはいけないことは？

過度のカフェイン摂取やアルコール依存は避けるべきです。一時的に不安を和らげるように感じても、長期的には症状を悪化させます。また、不安を感じる状況を過度に回避し続けることも、かえって不安を強める原因になります。自己判断での薬の中断も症状悪化を招くため避けましょう。

不安障害と睡眠の関係は？

不安障害と睡眠には密接な関係があります。不安が強いと脳が興奮状態になり寝つきが悪くなり、睡眠不足になると脳の回復が不十分で感情コントロールが低下し、さらに不安が強まるという悪循環に陥りやすくなります。良質な睡眠を確保することが症状改善の鍵となります。

不安障害の症状はどのようなものですか？

精神的な症状としては、漠然とした不安や心配、集中力低下、イライラ感などがあります。身体的な症状としては、動悸、呼吸困難、発汗、震え、めまい、胸の痛みや圧迫感、吐き気、腹部の不快感などが現れることがあります。これらの症状は人によって異なります。

子どもも不安障害になりますか？

はい、子どもも不安障害になることがあります。分離不安障害や社交不安障害などが子どもによく見られる不安障害です。子どもの場合、不安を「怖い」「嫌だ」などの言葉で表現したり、身体症状（頭痛や腹痛など）として現れることもあります。早期発見・早期治療が重要です。

不安障害で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と不安障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不安障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。