臼蓋形成不全

臼蓋形成不全とは

臼蓋形成不全とは、股関節の骨盤側にある受け皿（臼蓋）が生まれつき小さかったり浅かったりして、太ももの骨の頭の部分（大腿骨頭）を十分に覆えていない状態のことです。

本来なら「ボールと受け皿」のようにしっかりとはまっているべき股関節が、受け皿が浅いために不安定になり、一部分に負荷が集中してしまう骨の形の異常です。日本整形外科学会の調査によると、日本人では成人男性の0～2％、女性の2～7％が臼蓋形成不全を有しているとされています。

特に日本人女性に多く見られる疾患で、推定すると全国で約200万人以上の方がこの症状を抱えている可能性があります。

臼蓋形成不全を放置すると、股関節の軟骨が徐々に摩耗し、変形性股関節症へと進行する可能性が高くなります。初期段階では軽い痛みや違和感程度ですが、進行すると歩行困難、日常生活動作の制限、慢性的な激痛に悩まされることになります。

最悪の場合、人工股関節置換術が必要となり、手術後も活動制限や定期的な再手術のリスクを抱えることになります。また、痛みによる運動不足から全身の筋力低下や他の関節への負担増加も懸念されます。

臼蓋形成不全の原因

開院以来、当院には臼蓋形成不全でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、臼蓋形成不全の原因はひとつではないということです。

臼蓋形成不全の原因として次のものが挙げられます。

臼蓋形成不全は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って股関節の不安定性が生じ、それによって軟骨への過度な負荷が発生することで臼蓋形成不全による症状が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。臼蓋形成不全は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

臼蓋形成不全への対応として、次のようなものが一般的です。

鎮痛剤の処方

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な解決にはならず対症療法に留まります。薬に依存してしまうリスクもあり、症状の根本改善には至りません。

運動療法・理学療法

継続的な通院と自己管理が必要で、不適切な運動により症状が悪化するリスクもあります。効果が現れるまで時間がかかり、個人差も大きいのが現状です。

手術療法

侵襲的な処置であり、術後の回復期間や合併症のリスクが伴います。人工関節の場合は耐用年数による再手術の可能性と、術後の活動制限が生涯続きます。

臼蓋形成不全を改善するために

まずはあなたの臼蓋形成不全の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、臼蓋形成不全の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが臼蓋形成不全の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

臼蓋形成不全のQ＆A

臼蓋形成不全は自然に治りますか？

成人の臼蓋形成不全は骨の構造的な問題のため自然治癒は期待できませんが、適切な治療により症状の改善と進行の予防は十分可能です。

臼蓋形成不全の人がやってはいけないことは？

股関節に過度な負荷をかける激しいスポーツや重量物の持ち上げは避けるべきですが、適度な運動は筋力維持のために重要です。

臼蓋形成不全と変形性股関節症の違いは何ですか？

臼蓋形成不全は骨の形の異常で、これが原因となって軟骨が摩耗し変形性股関節症に進行する可能性があります。前者は原因、後者は結果の関係です。

手術以外で改善する方法はありますか？

整体による関節の調整、筋肉バランスの改善、生活習慣の見直しなどで症状の軽減と進行予防は可能です。早期の対応が重要です。

遺伝するものなのでしょうか？

遺伝的要因は関与していますが、必ずしも親から子に遺伝するわけではありません。環境要因も大きく影響するため予防は可能です。

臼蓋形成不全で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と臼蓋形成不全は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

臼蓋形成不全は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。