肩関節石灰化炎

肩関節石灰化炎とは

肩関節石灰化炎とは、肩の腱板という筋肉の腱にカルシウム（石灰）が蓄積することで起こる病気です。石灰は最初はミルク状ですが、時間が経つと練り歯磨き状、さらに石膏のように硬くなります。

この石灰が大きくなったり、周囲の組織に漏れ出したりすることで、突然の激痛や慢性的な痛みを引き起こします。日本整形外科学会のデータによると、発生頻度は人口100人あたり2～7人とされています。

特に40～60歳代の女性に多く見られ、全体の約80％を占めています。日本の人口を考慮すると、推定で約250万～875万人がこの症状に悩んでいる可能性があります。

肩関節石灰化炎を放置すると、石灰が硬く大きくなり慢性的な痛みが続くようになります。肩の動きが制限され、日常生活での腕の使用が困難になってしまいます。最悪の場合、肩関節の拘縮（固まって動かなくなる状態）が起こり、完全に肩が動かせなくなる可能性があります。

また、睡眠不足による体調不良、仕事や家事への支障、精神的ストレスの蓄積など、生活の質が大幅に低下する恐れがあります。痛みが続くことで、好きな趣味を諦めたり、家族に負担をかけたりすることにもなりかねません。

肩関節石灰化炎の原因

開院以来、当院には肩関節石灰化炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、肩関節石灰化炎の原因はひとつではないということです。

肩関節石灰化炎の原因として次のものが挙げられます。

肩関節石灰化炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

40歳以降になると腱の組織が変性し、血流が悪くなることで石灰が沈着しやすくなります。特に女性では更年期のホルモン変化が石灰沈着に関与していると考えられています。繰り返しの肩の動作や重労働により腱に負担がかかることも、石灰沈着のリスクを高める要因となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩関節石灰化炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節石灰化炎への対応として、次のようなものが一般的です。

痛み止めの処方

根本的な解決にならず、長期使用により胃腸障害や肝機能への影響が懸念されます。また薬が効かない場合も多くあります。

ステロイド注射

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射により感染リスクや組織の脆弱化の可能性があります。

石灰吸引術

侵襲的な処置であり、完全に除去できない場合や再発の可能性があります。

肩関節石灰化炎を改善するために

まずはあなたの肩関節石灰化炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、肩関節石灰化炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが肩関節石灰化炎の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

肩関節石灰化炎のQ＆A

肩関節石灰化炎は自然に治りますか？

急性期の激痛は1～2週間で自然に軽減することが多いですが、石灰自体が完全に消失するには時間がかかり、慢性的な痛みが残る場合があります。

肩関節石灰化炎の人がやってはいけないことは？

急性期には無理な肩の動きや重い物を持つことは避けるべきです。また痛みを我慢して動かし続けると炎症が悪化する可能性があります。

石灰化と五十肩の違いは何ですか？

石灰化炎は腱板内の石灰沈着が原因の激痛が特徴で、五十肩は肩関節周囲の炎症による慢性的な痛みと可動域制限が主な症状です。

再発する可能性はありますか？

石灰が完全に除去されない限り再発の可能性があります。また生活習慣や体質的要因により、他の部位に新たに石灰沈着が起こることもあります。

両肩同時に発症することはありますか？

同時発症は稀ですが、片側に発症した後、数年以内にもう片方の肩に発症するケースは珍しくありません。体質的な要因が関与していると考えられます。

肩関節石灰化炎で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と肩関節石灰化炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節石灰化炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。