アキレス腱の痛み

アキレス腱の痛みとは

アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉（腓腹筋とヒラメ筋）から踵の骨（踵骨）につながる、人体最大の腱です。この腱は歩行や走行時に大きな負荷がかかる部位であり、日常生活において重要な役割を果たしています。

アキレス腱の痛みは、急性の損傷や慢性的な使いすぎによって引き起こされることが多いです。スポーツ活動や加齢に伴い、アキレス腱に微細な損傷が蓄積されていくことで炎症が生じ、痛みとして現れます。

特に30代以降の方や、ランニングなど下肢に負担のかかる運動を行う方に多く見られる症状です。初期段階では運動時のみに痛みを感じることが多いですが、進行すると安静時にも痛みが続くようになります。

アキレス腱の痛みを放置すると、症状が徐々に悪化し、日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。初期段階では軽い痛みや違和感程度でも、繰り返し負荷をかけ続けることで、腱の損傷が進行していきます。

慢性化すると、アキレス腱の肥厚や変性が進み、治療期間が長期化することがあります。さらに悪化すると、完全断裂のリスクも高まります。アキレス腱が断裂すると、歩行が困難になるだけでなく、手術が必要になるケースもあります。

また、痛みをかばうことで歩き方が変わり、膝や腰など他の部位に負担がかかるようになります。そのため、体全体のバランスが崩れ、別の部位に痛みや不調が現れることも少なくありません。

アキレス腱の痛みの原因

開院以来、当院にはアキレス腱の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、アキレス腱の痛みの原因はひとつではないということです。

アキレス腱の痛みの原因として次のものが挙げられます。

アキレス腱の痛みは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することでアキレス腱の痛みが慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。アキレス腱の痛みは豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

アキレス腱の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的に痛みを抑えることはできますが、根本的な原因解決にはなりません。長期服用による胃腸障害などの副作用のリスクもあります。

物理療法

その場しのぎの効果が中心で、施術後すぐに元の生活に戻ると症状が再発しやすいです。また、通院の度に治療を受ける必要があります。

装具療法

装具に依存すると筋力低下を招くことがあり、根本的な解決にはならないことが多いです。また、装具を外すと再び痛みが出ることがあります。

アキレス腱の痛みを改善するために

まずはあなたのアキレス腱の痛みの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、アキレス腱の痛みの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することがアキレス腱の痛みの改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

アキレス腱の痛みのQ＆A

アキレス腱の痛みは自然に治りますか？

軽度のアキレス腱炎であれば、適切な休息と自己ケアで数週間から数ヶ月で自然に改善することが多いです。しかし、症状が強い場合や長期間続いている場合は、専門的な治療が必要です。放置すると慢性化し、治療期間が長引くことがあるため、早めの対処が重要です。

アキレス腱炎の人がやってはいけないことは？

過度な運動の継続、特にジャンプや急な方向転換を伴う動きは避けるべきです。また、硬い地面での運動や、すり減った靴での活動も控えましょう。症状が強い時のストレッチの無理な実施や、医師の指示なしでのステロイド薬の使用も危険です。適切な休息とケアが回復の鍵です。

アキレス腱断裂との違いは？

アキレス腱炎は腱の炎症や変性が主な問題ですが、アキレス腱断裂は腱が部分的または完全に切れた状態です。断裂は突然の強い痛みと「後ろから蹴られた」「ボールが当たった」ような感覚を伴い、歩行が困難になります。断裂は緊急性が高く、多くの場合手術が必要となります。

手術が必要になるのはどんな場合ですか？

4ヶ月以上の適切な保存的治療（安静、薬物療法、リハビリなど）を行っても症状が改善しない場合に手術が検討されます。手術ではアキレス腱内部の変性した組織の除去や、腱周囲の癒着剥離、足底筋腱の切離などが行われます。ただし、手術は最終手段であり、多くの場合は保存的治療で改善します。

年齢とアキレス腱炎の関係はありますか？

40歳を過ぎると、運動をしていなくてもアキレス腱炎になるリスクが高まります。これは加齢によりアキレス腱の柔軟性が低下し、血流も減少することで腱の変性が進行しやすくなるためです。若い方では過度な運動が主な原因ですが、中高年では日常的な活動でも発症することがあります。

アキレス腱の痛みで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体とアキレス腱の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

アキレス腱の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。