踵骨骨端症

踵骨骨端症とは

踵骨骨端症（シーバー病）は、成長期のお子さんの足のかかと部分に起こる痛みを特徴とする疾患です。かかとの骨である踵骨の成長する部分に炎症が生じることで痛みが現れます。

特にスポーツ活動を行う7歳から15歳頃のお子さんに多く見られる症状です。男子に多い傾向があり、バスケットボールやサッカー、野球などの運動をしているお子さんによく発症します。

成長期の骨は大人の骨と違って柔らかく、激しい運動による負荷に対して脆弱な状態にあります。この時期にスポーツによる繰り返しの負荷がかかることで、かかと部分に炎症が起こり痛みが生じるのです。

踵骨骨端症を放置すると、痛みが慢性化し日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。最初は軽い痛みでも、無理を続けることで症状が悪化していきます。スポーツ活動の継続が困難になり、チームメイトとの練習参加ができなくなることで、お子さんの精神的なストレスも大きくなります。

大好きなスポーツから離れることで、自信を失ったり仲間との関係に影響が出ることもあります。成長期の重要な時期にスポーツから離れることで、身体能力の発達や社会性の育成に悪影響を与える可能性もあります。

踵骨骨端症の原因

開院以来、当院には踵骨骨端症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、踵骨骨端症の原因はひとつではないということです。

踵骨骨端症の原因として次のものが挙げられます。

踵骨骨端症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

ジャンプや走る動作を繰り返すことで、アキレス腱や足底腱膜がかかとの骨端部を引っ張り、炎症を引き起こします。特に7歳から15歳頃は踵骨の骨端核が完全に結合していないため、機械的な負荷に対して非常に脆弱な状態にあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。踵骨骨端症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

踵骨骨端症への対応として、次のようなものが一般的です。

運動制限・安静

成長期の重要な時期にスポーツ活動を中断することで、技術向上や体力維持に影響が出る可能性があります。また、チームスポーツの場合は仲間との関係性にも影響する場合があります。お子さんにとってスポーツは単なる運動以上の意味を持つことが多く、完全な運動制限は精神的な負担も大きくなります。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかることが多く、継続的な通院が必要となります。また、根本的な原因の改善には限界があり、一時的な症状の軽減にとどまることがあります。お子さんの場合、通院の負担も考慮する必要があります。

装具療法

装具に依存してしまい、根本的な身体機能の改善が図れない場合があります。また、成長に伴い定期的な調整や交換が必要で、費用面での負担も考慮する必要があります。

踵骨骨端症を改善するために

まずはあなたのお子さんの踵骨骨端症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、踵骨骨端症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。お子さんの身体の状態を詳しく検査し、姿勢や歩き方、足の形状などを総合的に分析します。その上で、一人一人の状態に合わせた最適な施術プランを提案いたします。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが踵骨骨端症の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

踵骨骨端症のQ＆A

踵骨骨端症は自然に治りますか？

成長とともに骨端核が閉鎖すれば自然に改善することが多いですが、適切な対処をしないと痛みが長期化する可能性があります。早期の適切な治療により、症状の改善と再発防止を図ることが重要です。

踵骨骨端症の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢して激しい運動を続けることや、硬い地面での長時間の運動は避けるべきです。症状を悪化させる恐れがあります。また、痛みがある時に無理な動作を続けることも控えてください。

どのくらいの期間で痛みは改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。成長の進行とともに症状は軽減していきます。当院では一人一人の状態に合わせた治療計画をご提案いたします。

スポーツを完全に休む必要がありますか？

痛みの程度によりますが、完全に休む必要はありません。痛みの範囲内で活動量を調整し、適切なケアを行うことが重要です。当院では安全にスポーツを続けられる方法をアドバイスいたします。

大人になっても後遺症は残りますか？

適切に治療すれば後遺症が残ることはほとんどありません。成長とともに骨端核が閉鎖すれば根本的に改善します。早期の適切な対処が将来への不安を解消する鍵となります。

踵骨骨端症で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と踵骨骨端症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

踵骨骨端症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。