内反足

内反足とは

内反足とは、生まれつき足全体が内向きに曲がり、足首が固くなって正常な位置に戻せない状態の疾患です。足の裏が内側を向き、つま先が下を向いた変形が特徴で、放置すると正常な歩行が困難になる可能性があります。

日本整形外科学会によると、内反足の発生率は約1000人に1人とされています。北海道の統計調査では出生数1000人に対して0.22の発生率が報告されており、男女比は2:1で男児に多く発症します。

年間約100万人の出生数を考慮すると、日本では年間約1000人の新生児が内反足で生まれていると推定されます。軽症の場合は足を外向きに動かすことができますが、重症になるとほとんど動かなくなります。

内反足を放置すると、足の変形が進行し、足の甲で歩くようになる可能性があります。正常な歩行ができなくなり、足の外側だけで体重を支えることになるため、足底にタコができたり、膝や腰への負担が増加します。成長とともに変形が固定化し、将来的に慢性的な痛みや関節の変形性変化を引き起こす恐れがあります。

また、スポーツや職業選択にも制限が生じる可能性があります。足の機能障害により、バランス感覚の低下や転倒リスクの増加も懸念されます。さらに、外見的な問題から心理的な負担を感じることもあり、社会生活に影響を与える場合があります。

内反足の原因

開院以来、当院には内反足でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、内反足の原因はひとつではないということです。

内反足の原因として次のものが挙げられます。

内反足は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

先天性要因では、遺伝的要因や胎児期の発育異常が関与しており、筋肉、腱、軟骨の発達障害が原因とする説が有力です。症候性内反足では、多発性関節拘縮症、二分脊椎、筋緊張性ジストロフィーなどの他の疾患に合併して発症する場合があります。後天性要因では、脳卒中や脳性麻痺などの上位運動ニューロン障害により、筋緊張の異常から内反足が生じることがあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。内反足は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

内反足への対応として、次のようなものが一般的です。

ギプス矯正

長期間の固定が必要で、皮膚トラブルや筋力低下のリスクがあります。また、専門的な技術が必要で、経験の少ない医師では十分な効果が得られない場合があります。

装具療法

成長期まで長期間の装着が必要で、日常生活に制限が生じます。装具の破損や調整が頻繁に必要になることもあります。

手術療法

手術による合併症のリスクがあり、術後の足の柔軟性が損なわれる可能性があります。また、再手術が必要になる場合もあります。

内反足を改善するために

まずはあなたの内反足の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、内反足の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。内反足は足だけの問題ではありません。全身の筋肉や関節のバランスが関係しているため、根本的な改善には全身へのアプローチが必要です。

当院の新発想の整体技術により、自然治癒力を最大限に引き出し、足の機能改善を図ります。痛みを伴わない優しい施術で、お子様から大人まで安心して受けていただけます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが内反足の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

装具に頼らない根本的な改善を目指し、一人一人に最適な治療計画を立案いたします。内反足でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

内反足のQ＆A

内反足は自然に治りますか？

真の内反足は自然治癒することはありません。早期の適切な治療が必要で、放置すると変形が進行し、将来的に歩行困難や痛みの原因となる可能性があります。

内反足の人がやってはいけないことは？

装具の自己判断での中断、過度な運動負荷、不適切な靴の使用は避けるべきです。また、定期的な経過観察を怠ることも変形の再発につながる可能性があります。

手術は必ず必要ですか？

すべての症例で手術が必要というわけではありません。ギプス矯正や装具療法で改善する場合も多く、重症度や治療反応によって手術の必要性が判断されます。

装具はいつまで使用する必要がありますか？

成長が終了する中学生から高校生頃まで、何らかの装具が必要な場合が多いです。夜間のみの使用に移行することもあり、個人差があります。

スポーツはできるようになりますか？

適切な治療により、多くの場合でスポーツ活動が可能になります。ただし、競技レベルや足の状態によっては制限がある場合もあります。

内反足で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と内反足は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

内反足は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。内反足の改善により、お子様の将来への不安が解消され、ご家族全体の生活の質が向上します。早期の適切な治療により、正常な足の機能を獲得し、制限のない人生を歩むことができるようになります。