便秘

便秘とは

便秘とは、本来体外に排出されるべき便が腸内に長時間留まってしまう状態のことです。単に排便回数が少ないだけでなく、便が硬い、排便時に強くいきむ必要がある、排便後に残便感がある、お腹の張りや不快感を伴うなどの症状も便秘に含まれます。

一般的に3日以上排便がない場合や、毎日便通があっても上記のような症状が続く場合は便秘と考えられます。厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、便秘の有訴者率は全体で3.6%、65歳以上では7.1%となっています。

男女別では、男性全体で2.8%、女性全体で4.4%と女性の方が多く、65歳以上では男性6.8%、女性7.4%と高齢になるほど増加傾向にあります。

便秘を放置すると、まず睡眠の質が低下し、不眠や途中覚醒が起こりやすくなります。これにより自律神経のバランスが乱れ、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥ります。

また、腸内に便が長時間停滞することで便は硬くなり、排便時の強いいきみが必要となります。最悪の場合、便による腸の閉塞（糞便塞栓）が起こり、直腸粘膜脱や直腸瘤などの合併症を引き起こす可能性があります。

特に高齢者では、宿便潰瘍、虚血性腸炎、閉塞性腸炎などの重篤な状態に発展し、出血、消化管穿孔、敗血症などの生命に関わる状態になることもあります。

便秘の原因

開院以来、当院には便秘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、便秘の原因はひとつではないということです。

便秘の原因として次のものが挙げられます。

便秘は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することで便秘が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。便秘は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

便秘への対応として、次のようなものが一般的です。

検査

検査により器質的な異常の有無は確認できますが、機能性便秘の場合は明確な異常が見つからないことが多く、根本解決に至らない場合があります。

薬物療法

一時的な症状改善は期待できますが、薬に依存してしまう可能性があり、根本的な体質改善にはなりません。また、長期使用により効果が減弱することもあります。

生活指導

理論的には正しいアドバイスですが、具体的な実践方法や個人の体質に合わせた細かな調整が不十分な場合が多く、継続が困難になることがあります。

便秘を改善するために

まずはあなたの便秘の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、便秘の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが便秘の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

便秘のQ＆A

便秘は自然に治りますか？

軽度の便秘であれば生活習慣の改善により自然に治ることもありますが、慢性化している場合は適切な対処が必要です。放置すると悪化する可能性があります。

便秘の人がやってはいけないことは？

便意を我慢すること、水分摂取を控えること、過度なダイエット、運動不足の継続、ストレスの蓄積などは便秘を悪化させる要因となります。

毎日排便がないと便秘ですか？

排便頻度は個人差があり、必ずしも毎日でなくても問題ありません。3日以上ない場合や、排便時の不快感がある場合に便秘と考えられます。

便秘薬を使い続けても大丈夫ですか？

長期間の使用は腸の自然な動きを弱める可能性があり、薬への依存性も懸念されます。根本的な改善を目指すことが重要です。

食事で便秘は改善できますか？

食物繊維の摂取、十分な水分補給、規則正しい食事により改善が期待できます。ただし、個人の体質に合わせた調整が重要です。

便秘で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と便秘は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

便秘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。