立ちくらみ

立ちくらみとは

立ちくらみとは、座った状態や横になった状態から急に立ち上がったときに、血圧が一時的に下がることで脳への血流が不足し、めまいやふらつき、意識が遠のくような感覚を覚える症状です。

医学的には起立性低血圧や起立性調節障害と呼ばれ、立位をとった際に収縮期血圧が20mmHg以上、拡張期血圧が10mmHg以上低下する状態を指します。

特に女性に多く見られ、男女比は1対5の割合で女性が圧倒的に多い傾向があります。厚生労働省の調査によると、起立性調節障害は中高生の約10％に見られ、全国で約70万人の中高生が軽症例を含めて症状を抱えています。

成人においても、過去の調査では約40％の患者が成人期以後も症状が続くと報告されており、高齢者では全体の約20％で起立性低血圧が発生するとされています。

立ちくらみを放置すると、転倒や失神のリスクが高まり、特に高齢者では骨折などの重篤な怪我につながる可能性があります。職場や日常生活での突然の症状により、周囲への迷惑や自身の安全が脅かされることもあります。

症状が慢性化すると、外出への不安や恐怖心が生まれ、社会生活に支障をきたすようになります。最悪の場合、不登校や就労困難といった深刻な社会的問題に発展し、約2割の重症例では退学や転校を余儀なくされるケースも報告されています。

また、立ちくらみが続くことで日常の活動量が減少し、体力の低下や筋力の衰えが進行します。これにより更なる体調不良を招く悪循環に陥る可能性があります。

立ちくらみの原因

開院以来、当院には立ちくらみでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、立ちくらみの原因はひとつではないということです。

立ちくらみの原因として次のものが挙げられます。

立ちくらみは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

この複数の原因が引き金となり、起立時の血圧調整機能の低下や自律神経系のバランス異常などが発生し、立ちくらみが発症します。それは人によって違い、単に薬で血圧を調整したり運動療法を行うだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。立ちくらみでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

立ちくらみへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な改善ではなく対症療法であり、副作用のリスクがあります。また、薬に依存してしまい、自然な血圧調節機能の回復が困難になる場合があります。

生活指導

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な実践が必要です。また、個人の生活環境によっては実行が困難な場合があります。

血液検査

検査で異常が見つからない場合も多く、原因の特定に至らないケースがあります。また、検査結果に基づく治療が限定的な場合があります。

立ちくらみを改善するために

まずはあなたの立ちくらみの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、立ちくらみの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが立ちくらみの改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

立ちくらみのQ＆A

立ちくらみは自然に治りますか？

軽症の場合は生活習慣の改善により自然回復することもありますが、慢性化している場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化する可能性があります。早期の対策が重要で、根本的な原因を特定して適切な治療を受けることをお勧めします。

立ちくらみの人がやってはいけないことは？

急激な体位変換、長時間の立位、脱水状態での活動、過度な運動は避けるべきです。また、症状が出ているときの運転や高所での作業は危険です。アルコールの摂取や熱いお風呂での長時間の入浴も症状を悪化させる可能性があります。

立ちくらみと貧血の違いは何ですか？

立ちくらみは体位変換時の血圧変化が原因で、貧血は血液中の赤血球不足が原因です。症状は似ていますが、原因と治療法が異なります。立ちくらみは起立時に特に症状が現れますが、貧血は体位に関係なく疲労感や息切れなどの症状が持続します。

立ちくらみの症状が出たときの対処法は？

すぐに座るか横になり、足を心臓より高い位置に上げます。水分補給を行い、症状が落ち着くまで安静にしてください。深呼吸をして気持ちを落ち着かせることも重要です。症状が頻繁に起こる場合は、立ち上がる前に足首を動かすなどの準備運動を行うと予防に効果的です。

立ちくらみは年齢とともに悪化しますか？

加齢により血管の弾力性や自律神経機能が低下するため、症状が悪化する傾向があります。早期の対策が重要です。しかし、適切な治療と生活習慣の改善により、年齢に関係なく症状の改善は期待できます。予防的なケアを継続することで、症状の進行を抑制できます。

立ちくらみで悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と立ちくらみは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

立ちくらみは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。