グロインペイン症候群

グロインペイン症候群とは

グロインペイン症候群とは、鼠径部（足の付け根）周辺に生じる痛みや不快感の総称です。「グロイン」は英語で鼠径部を意味し、股関節や足の付け根だけでなく、下腹部や太ももの内側にまで痛みが広がることがあります。

特にサッカーなどのスポーツで走る、蹴る、切り返すといった動作を繰り返すことで発症しやすく、使いすぎによる慢性的な痛みが特徴的な症状です。日本代表選手である中村俊輔選手、長谷部誠選手、中田英寿選手なども過去にこの症状に悩まされており、中田選手においては現役引退の理由の一つとも言われています。

スポーツ医学の分野では、サッカー選手の約10-15%が経験するとされており、特に競技レベルが高いほど発症リスクが増加する傾向にあります。

グロインペイン症候群を放置すると、股関節の機能低下が進行し、慢性的な痛みが定着してしまいます。痛みのある股関節をかばうことで、腰や膝、足首など下半身全体に痛みが波及し、歩行パターンの変化により姿勢不良や新たな身体の不調を招きます。

最悪の場合、腰椎分離症などの二次的な障害を引き起こす可能性があり、日常生活動作にも支障をきたします。階段の上り下りや長時間の座位、立ち上がりなどの基本的な動作も困難になり、スポーツ選手においては選手生命に関わる深刻な問題となることもあります。

グロインペイン症候群の原因

開院以来、当院にはグロインペイン症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、グロインペイン症候群の原因はひとつではないということです。

グロインペイン症候群の原因として次のものが挙げられます。

グロインペイン症候群は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって股関節周囲の筋肉・腱の緊張や鼠径部への過度な負担が発生し、グロインペイン症候群が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。グロインペイン症候群は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

グロインペイン症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・スポーツ休止

長期間の休止により筋力低下や競技感覚の鈍化が生じ、復帰時のパフォーマンス低下が懸念されます。

薬物療法

根本的な原因解決にならず、薬の効果が切れると痛みが再発する可能性があります。

物理療法

一時的な症状緩和にとどまり、継続的な効果が期待できない場合があります。

グロインペイン症候群を改善するために

まずはあなたのグロインペイン症候群の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、グロインペイン症候群の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することがグロインペイン症候群の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

グロインペイン症候群のQ＆A

グロインペイン症候群は自然に治りますか？

軽症の場合は適切な安静により自然治癒する可能性がありますが、多くの場合は専門的な治療とリハビリテーションが必要です。放置すると慢性化しやすいため早期の対応が重要です。

グロインペイン症候群の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのスポーツ継続、無理なストレッチ、自己判断での治療は症状悪化の原因となります。痛みが出る動作は避け、専門家の指導のもとで段階的に活動を再開することが大切です。

どのくらいの期間で治りますか？

軽症では1-2ヶ月、重症や慢性化した場合は数ヶ月から1年以上かかることもあります。早期発見・早期治療により回復期間を短縮できるため、症状を感じたら早めの受診をお勧めします。

手術は必要ですか？

多くの場合は保存療法で改善しますが、長期間痛みが続く場合や重症例では手術が検討されることもあります。まずは非侵襲的な治療から始めることが一般的です。

完治は可能ですか？

適切な治療により完治は十分可能です。ただし、根本的な原因の改善と再発予防のための継続的なケアが重要で、治療後も定期的なメンテナンスが推奨されます。

グロインペイン症候群で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体とグロインペイン症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

グロインペイン症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。