胃食道逆流症

胃食道逆流症とは

胃食道逆流症とは、胃の中の胃酸や食べ物が食道に逆流してしまう病気です。食道は胃酸から身を守る仕組みを持っていないため、胃酸が触れると炎症を起こしてしまいます。

その結果、胸やけや胃もたれ、のどの違和感などの症状を引き起こします。現代の生活習慣と深く関わった病気で、特に若い世代にも増加している傾向があります。

日本消化器病学会の全国調査によると、胸やけの症状を持つ人は調査対象者の42.2％に見られます。そのうち内視鏡検査を受けた人の16.7％に逆流性食道炎が確認されました。

1970年代の報告では患者割合は2.9％程度でしたが、1999年には16.3％と大幅に増加しており、食生活の欧米化や高齢化の影響で患者数は増加傾向にあります。

胃食道逆流症を放置すると、食道の炎症が慢性化し、食道の粘膜がバレット上皮という異常な粘膜に変化する可能性があります。この状態は食道がん（バレット腺癌）の発生母地となるリスクがあるため注意が必要です。

また、症状の悪化により食道が狭くなる狭窄症状が起こり、食事がのどを通らなくなる場合もあります。さらに、慢性的な不眠や食欲低下、体重減少により生活の質が著しく低下してしまいます。

仕事やプライベートに深刻な支障をきたし、家族や同僚に迷惑をかけてしまうことも少なくありません。症状を感じたら早めの対処が重要です。

胃食道逆流症の原因

開院以来、当院には胃食道逆流症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、胃食道逆流症の原因はひとつではないということです。

胃食道逆流症の原因として次のものが挙げられます。

胃食道逆流症は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

食道と胃の境目にある筋肉が弱くなったり、暴飲暴食や脂肪分の多い食事、不規則な食事時間などの生活習慣が胃酸の逆流を引き起こします。また、肥満や便秘、妊娠などにより腹部に圧力がかかることで、胃の内容物が食道に押し上げられやすくなることもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。胃食道逆流症は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

胃食道逆流症への対応として、次のようなものが一般的です。

プロトンポンプ阻害薬（PPI）の処方

長期服用により骨粗鬆症や認知症のリスク増加が指摘されており、薬を中断すると症状が再燃することが多く、根本的な解決にはなりません。

H2ブロッカーの処方

効果がPPIより弱く、症状の完全な改善が得られない場合があります。また、長期使用により薬剤耐性が生じる可能性があります。

消化管運動機能改善薬の処方

個人差があり、すべての患者に効果があるわけではありません。また、他の薬との相互作用に注意が必要です。

胃食道逆流症を改善するために

まずはあなたの胃食道逆流症の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院では胃食道逆流症の根本的な改善を目指します。胃腸の機能改善や自律神経のバランス調整により症状軽減が期待できます。特に姿勢改善や横隔膜の調整は逆流防止に効果的です。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、胃食道逆流症の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

薬による対症療法ではなく、身体の本来持つ自然治癒力を最大限に引き出すアプローチを行います。5種類の独自検査で症状の原因を特定し、一人ひとりに最適な施術計画を立てて改善へと導きます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

臨床歴15年の経験豊富な院長が問診から施術まで全て担当します。常に高いレベルの治療を受けることができますので、安心してお越しください。

しっかりと原因を把握することが胃食道逆流症の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

胃食道逆流症のQ＆A

胃食道逆流症は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然治癒する可能性もありますが、多くの場合は適切な治療と継続的な生活改善が必要です。放置すると悪化する傾向があります。

胃食道逆流症の人がやってはいけないことは？

脂肪分の多い食事、アルコール、カフェイン、チョコレートの摂取、食後すぐの就寝、前かがみの姿勢の長時間維持、きつい衣服の着用は症状を悪化させるため避けるべきです。

薬を飲み続けないと治らないのでしょうか？

薬物療法は症状を抑える対症療法であり、根本的な原因を解決するものではありません。生活習慣の改善や体質改善により薬に頼らない状態を目指すことが可能です。

食道がんになるリスクはどのくらいありますか？

長期間放置するとバレット食道という前がん状態になる可能性があります。日本人では欧米人より低いリスクですが、定期的な検査と適切な治療により予防できます。

ストレスも関係していますか？

ストレスは胃酸分泌を増加させ、胃腸の運動機能を低下させるため、症状悪化の要因となります。ストレス管理も治療の重要な要素の一つです。

胃食道逆流症で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と胃食道逆流症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

胃食道逆流症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。