恥骨結合炎

恥骨結合炎とは

恥骨結合炎とは、骨盤の前方にある左右の恥骨をつなぐ恥骨結合という部分に炎症が起こる疾患です。この部分は線維軟骨でできており、通常はほとんど動かない関節ですが、過度な負荷や繰り返しの動作により炎症を起こし、痛みや腫れを生じます。

特にスポーツ選手や妊娠・出産を経験した女性に多く見られる症状で、鼠径部から恥骨にかけての痛みが特徴的です。関連する骨盤帯痛の調査では、妊娠中の女性の約20％が骨盤帯痛を経験するとされています。

また、スポーツ選手においては、サッカー選手の約10-18％が鼠径部痛症候群（恥骨結合炎を含む）を経験するという報告があります。

恥骨結合炎を放置すると、慢性的な痛みが続き、日常生活に大きな支障をきたします。歩行時の痛みが増強し、最終的には歩くことさえ困難になる可能性があります。スポーツ選手の場合、競技復帰が困難になり、キャリアに深刻な影響を与えることもあります。

また、痛みをかばうことで他の部位（腰部、股関節、膝関節）に負担がかかり、二次的な障害を引き起こすリスクも高まります。最悪の場合、恥骨結合の不安定性が進行し、手術が必要になることもあります。

恥骨結合炎の原因

開院以来、当院には恥骨結合炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、恥骨結合炎の原因はひとつではないということです。

恥骨結合炎の原因として次のものが挙げられます。

恥骨結合炎は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することで恥骨結合炎が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。恥骨結合炎は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

恥骨結合炎への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・活動制限

長期間の安静により筋力低下や関節可動域制限が生じ、復帰時の再発リスクが高まります。

薬物療法

長期使用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用のリスクがあり、根本的な改善には至りません。

物理療法

一時的な症状緩和効果はありますが、根本原因の解決には限界があります。

恥骨結合炎を改善するために

まずはあなたの恥骨結合炎の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、恥骨結合炎の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが恥骨結合炎の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

恥骨結合炎のQ＆A

恥骨結合炎は自然に治りますか？

軽度の場合は適切な安静により自然治癒することもありますが、多くの場合は適切な治療が必要です。放置すると慢性化し、治りにくくなる傾向があります。

恥骨結合炎の人がやってはいけないことは？

急激な方向転換、ジャンプ動作、重いものを持ち上げる動作は避けるべきです。また、痛みを我慢してスポーツを続けることは症状悪化の原因となります。

恥骨結合炎と鼠径部痛症候群の違いは何ですか？

恥骨結合炎は恥骨結合部の炎症に限定されますが、鼠径部痛症候群はより広範囲の鼠径部痛を含む概念で、恥骨結合炎もその一部とされています。

恥骨結合炎はどのくらいの期間で治りますか？

軽度なら2-4週間、重度の場合は3-6ヶ月程度かかることがあります。適切な治療を受けることで回復期間を短縮できる可能性があります。

恥骨結合炎でもスポーツを続けられますか？

急性期は安静が必要ですが、症状が改善すれば段階的にスポーツ復帰が可能です。ただし、専門家の指導のもとで行うことが重要です。

恥骨結合炎で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と恥骨結合炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

恥骨結合炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。