TFCC損傷

TFCC損傷とは

TFCC（三角線維軟骨複合体）損傷は、手首の小指側にある三角線維軟骨とその周辺組織の損傷を指します。この部位は手首の安定性を保つ重要な役割を担っています。特に手首を回転させる動作（回内・回外）や、小指側に力がかかる動作で痛みが生じるのが特徴です。

TFCC損傷は、急性の外傷によるものと、慢性的な使いすぎによる変性によるものに分けられます。急性の場合は転倒して手をついたり、手首を強くひねったりした際に発生します。慢性的な場合は、繰り返しの動作や加齢による組織の劣化が原因となります。

初期症状は軽い痛みやわずかな不快感から始まりますが、放置すると日常生活に支障をきたすほどの痛みに発展することがあります。手首の安定性が損なわれると、物を持ち上げる、ドアノブを回すといった単純な動作でも痛みを感じるようになります。

TFCC損傷を放置すると、症状が徐々に悪化し、日常生活に大きな支障をきたすようになります。初期段階では痛みを我慢できても、時間の経過とともに痛みは増し、手首の機能が低下していきます。

重いものを持ち上げることができなくなり、料理や掃除などの家事が困難になります。仕事においても、パソコン操作や書類の取り扱いなど、手首を使う作業に支障が出て、生産性が低下することも。スポーツや趣味の活動も制限され、生活の質が著しく低下してしまいます。

さらに深刻なケースでは、手首の不安定性が増し、慢性的な痛みや機能障害が固定化します。このような状態になると、保存的治療だけでは改善が難しくなり、外科的処置が必要になることもあります。早期の適切な対応が、将来の重大な問題を防ぐ鍵となります。

TFCC損傷の原因

開院以来、当院にはTFCC損傷でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、TFCC損傷の原因はひとつではないということです。

TFCC損傷の原因として次のものが挙げられます。

TFCC損傷は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因から、複数が絡み合って疲労が蓄積し、それによって免疫状態が低下することでTFCC損傷が慢性化してしまうのです。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。TFCC損傷は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

TFCC損傷への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・固定

長期間の固定により、筋力低下や関節拘縮が生じる可能性があります。また、日常生活や仕事に大きな制限がかかり、生活の質が低下することも懸念されます。

薬物療法

胃腸障害や肝機能障害などの副作用のリスクがあります。また、痛みを一時的に抑えるだけで、根本的な問題解決にはならないことが多いです。

ステロイド注射

一時的な効果はあるものの、繰り返し注射を行うと組織の弱体化を招き、かえって症状を悪化させる可能性があります。また、注射部位の感染リスクも考慮する必要があります。

TFCC損傷を改善するために

まずはあなたのTFCC損傷の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、TFCC損傷の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することがTFCC損傷の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

TFCC損傷のQ＆A

TFCC損傷は自然に治りますか？

軽度のTFCC損傷であれば、適切な休息と保護により自然に治癒することもあります。しかし、中等度から重度の損傷の場合、適切な治療なしでは完全に回復することは難しいでしょう。特に慢性的な使いすぎによる損傷は、原因となる動作を続ける限り、症状が長引く傾向があります。

TFCC損傷の人がやってはいけないことは？

手首を捻る動作（ドアノブを回す、タオルを絞るなど）や重いものを持ち上げる動作は避けるべきです。また、テニスやゴルフなど手首に負担がかかるスポーツも控えましょう。痛みを我慢して動かし続けると、症状が悪化する恐れがあります。

TFCC損傷と診断されたら、すぐに手術が必要ですか？

いいえ、多くのTFCC損傷は非手術的な治療で改善します。まずは保存的治療（安静、固定、リハビリテーションなど）を試みるのが一般的です。当院のような整体施術も効果的な選択肢の一つです。手術が検討されるのは、保存的治療で十分な改善が見られない場合や、重度の損傷で明らかな不安定性がある場合に限られます。

TFCC損傷と手首の捻挫はどう違うのですか？

捻挫は主に手首の靭帯の損傷で、手首全体に痛みが出ることが多いです。一方、TFCC損傷は手首の小指側に限局した痛みが特徴で、特に手首を回す動作で痛みが強くなります。また、捻挫は比較的短期間で改善することが多いですが、TFCC損傷は長引くことが多いです。

TFCC損傷が完治した後、スポーツに復帰できますか？

適切な治療とリハビリを経れば、多くの場合スポーツ復帰は可能です。ただし、フォームの見直しや手首の保護など、再発防止のための対策が重要です。復帰のタイミングや方法については、担当医やリハビリ専門家と相談しながら進めることをお勧めします。

TFCC損傷で悩まされていた皆さまも、当院での施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体とTFCC損傷は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

TFCC損傷は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。