
院長:前田お気軽にご相談ください!
こんにちは、整体院ゆるり・高知本院の前田です。最近、歩くたびに足の付け根あたりがズキッとしたり、朝の立ち上がりや階段を上るときに違和感を覚えたりしていませんか?

「そのうち治るかな」と思いながら気づけば数週間、なんてことも少なくありません。実はこの足の付け根の痛み、放っておくと悪化しやすい症状のひとつです。
今日はこの症状について、整体師の視点からできるだけわかりやすくお伝えしていきます。


足の付け根の痛みで来院される方は、「もっと早く来ればよかった」とおっしゃる方がとても多いんです。症状が軽いうちに原因をしっかり把握しておくことが、早期改善への一番の近道だと思っています
足の付け根は、股関節・鼠径部・骨盤まわりなど複数の組織が密集しているエリアです。だからこそ、「なぜ痛いのか」の原因がひとつとは限りません。骨や軟骨の問題の場合もあれば、筋肉や靭帯の疲労が積み重なっているケースもあります。さらに、内臓の不調が股関節まわりの痛みとして現れることさえあります。「どこが原因かわからない」という状態が続くと、対処が後手に回ってしまうのです。まずは、よくある原因をひとつずつ見ていきましょう。
これは40代・50代の女性に特に多い症状です。股関節の軟骨が少しずつすり減ることで、骨と骨が直接ぶつかるような刺激が生まれ、慢性的な痛みへとつながります。歩き始めの数歩が特につらく感じる方、立ち上がる瞬間にグッと痛みが走る方は、この可能性があります。
進行は非常にゆっくりなため、「老化だから仕方ない」と見過ごされやすいのが難点です。しかし早めに対処することで、進行を遅らせたり、痛みをコントロールしたりすることは十分可能です。
腸腰筋は、背骨から股関節の内側にかけてつながる深部の筋肉です。立ちっぱなしや長時間のデスクワークが続くと、この筋肉が縮こまってしまいます。股関節の前面から鼠径部にかけてのつっぱりや痛みは、腸腰筋の問題である場合がとても多いです。
硬くなった腸腰筋は、ほぐすだけでは改善しにくく、骨盤のゆがみや背骨のバランスを整えることとセットで対処することが重要になります。
運動や長距離歩行をよくする方に見られる症状です。鼠径部(足の付け根の内側)に繰り返し負荷がかかることで炎症が生じます。スポーツをしていなくても、立ち仕事が多い方や歩く機会が多い方にも起きることがあります。
「歩いていると内側がズーンと重くなってくる」「階段の昇り降りで足の付け根の内側が痛い」という方は、この可能性があります。
これは比較的まれですが、見落としてはいけない疾患のひとつです。股関節の骨の一部への血流が途絶えることで壊死が起き、鼠径部から太もも内側にかけて強い痛みが現れます。発症は突然で、「何もしていないのに急に歩けなくなった」という訴えで来院される方もいます。
これは特に女性に意識していただきたいポイントです。子宮や卵巣に関わる問題(子宮内膜症、卵巣嚢腫など)が、足の付け根の痛みとして感じられることがあります。生理周期に合わせて痛みが変化する、下腹部の不快感も同時にある、という場合は婦人科への受診も視野に入れてください。
日常の動作でどんなときに痛みが出るかを意識することで、原因のヒントが見えてくることがあります。自分の症状と照らし合わせながら読んでみてください。
これらのうちひとつでも当てはまる方は、足の付け根まわりに何らかのトラブルが起きているサインです。複数当てはまる場合は、すでに慢性化している可能性もあります。
痛みをかばって生活を続けると、からだは無意識に「痛くない歩き方」をしようとして、姿勢や歩行パターンが変わっていきます。これが長く続くと、股関節まわりだけでなく、膝・腰・肩まで連鎖的に不調が広がるケースがあります。
「股関節が痛かったはずが、いつの間にか膝まで痛くなった」という方は、このパターンが多いです。症状がひとつのうちに、からだ全体のバランスを整えておくことがとても大切です。
また、変形性股関節症の場合は、進行してから手術を提案されるケースもあります。早期に原因を特定して対処することで、手術を回避できる可能性が高まります。
整体院では、手術や投薬ができません。それは整形外科や婦人科が担う領域です。ただ、整体が得意とするのは「痛みの原因となっている体のゆがみ・筋緊張・関節の可動域制限を改善すること」です。

変形性股関節症の初期〜中期であれば、股関節への負担を減らす骨盤・背骨のバランス調整が痛みの軽減に非常に効果的です。腸腰筋の緊張や鼠径部の炎症も、からだ全体のバランスを整えることで改善が見込めます。
当院では、まず5種類の独自検査で「なぜその部位に痛みが出ているのか」を特定します。表面的な症状ではなく、原因にアプローチするためです。
迷ったときの目安をお伝えします。次の症状がある場合は、まず病院(整形外科や婦人科)を受診することをおすすめします。
これらに当てはまらない場合、慢性的な鈍痛・歩行時の違和感・動作開始時の痛みが主な症状であれば、整体でのアプローチが有効なケースがほとんどです。
症状を悪化させないためにできることはあります。ただし、原因が特定されていない状態でのストレッチは注意が必要です。骨に問題がある場合、むやみに動かすと悪化することがあるからです。ここでは、比較的安全で効果が高いものをご紹介します。
「動かすと痛いから歩くのが怖い」という方も多いのですが、完全に動かさないと筋肉が萎縮して症状がより悪化します。痛みが出ない範囲で、ゆっくりとした歩行を短時間続けることが基本です。1回10〜15分程度、一日2回を目安にしてみてください。
片膝をついた姿勢で、前の足に体重を乗せながら腰を前方にゆっくり押し出す動作が、腸腰筋のセルフケアとして効果的です。30秒を左右各2セット、毎日続けることでからだが少しずつ変わっていきます。ただし、痛みが強まる場合はすぐに中止してください。
湯船にゆっくりつかることで股関節まわりの血流が改善し、筋肉の緊張がほぐれやすくなります。シャワーだけの日が続いている方は、ぜひ湯船を習慣にしてみてください。
「半年前から違和感があったけど、仕事が忙しくて来られなかった」という方が非常に多いです。特に立ち仕事をされている女性の方で、40代を過ぎてから症状が出始めたというパターンはよく見受けられます。
「病院でレントゲンを撮ったけど、異常なしと言われてそのまま帰された」という方も来院されます。異常なしと言われても痛みがある場合、それは骨の問題ではなく、筋肉・関節・姿勢バランスの問題であることが多いです。当院ではそのような方の「原因を知りたい」という気持ちに応えることを大切にしています。
足の付け根の痛みを抱えながら「これくらいは仕方ない」「年齢のせいかな」と自分に言い聞かせていませんか。私自身、高校生のころから8年間、腰の痛みを抱えながら生活していた経験があります。あの「痛みがあると、やりたいことを我慢してしまう感覚」は、今でも忘れません。
症状には必ず原因があります。その原因が特定されて、初めて「どうすれば良くなるか」の道筋が見えてきます。一人で悩まずに、ぜひ一度ご相談ください。あなたの痛みを一緒に解決していきましょう。

