
院長:前田お気軽にご相談ください!
こんにちは。整体院ゆるり・高知本院の前田です。肩を動かすたびに「ゴリゴリ」「コリコリ」と音が鳴る、そんな経験はありませんか?痛みはないから大丈夫かなと思いつつも、なんとなく気になってこのページにたどり着いた方も多いかと思います。


実は、その音は身体からの大切なサインである可能性があります。肩こりの延長線として見過ごしてしまいがちなのですが、放置することで症状が進行してしまうケースも少なくありません。
この記事では、肩から鳴る音の正体から、自宅でできるケアの方法、そして「どうなったら整体や病院に行くべきか」という判断基準まで、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。


肩の音が気になって調べている方、本当に多いんですよね。私の院にも「音はずっと鳴ってたけど、最近なんか気になって…」とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。痛みがない段階でこうして情報を集めておくのは、すごく大事なことだと思います
肩を回したり腕を上げたりするときに聞こえるあの音、一体何が原因で鳴っているのでしょうか。まずはその仕組みから理解しておくことが大切です。音の正体を知ることで、自分の身体に何が起きているのかが見えてきます。
もっとも多い原因のひとつが、筋肉や腱の硬直による摩擦音です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使い過ぎで同じ姿勢が続くと、肩まわりの筋肉がじわじわと硬くなっていきます。硬くなった筋肉や腱が、動かすたびに骨や周辺組織に擦れることで「ゴリゴリ」「コリコリ」という音が生まれるのです。
特に、デスクワークをされている方に多く見られます。1日中キーボードを打ち続けていると、肩甲骨まわりの筋肉は少しずつ固まっていきます。それが積み重なると、ちょっと肩を回しただけで音が鳴る状態になっていくわけです。
筋肉が硬くなるとどうなるか、もう少し掘り下げてみましょう。硬くなった筋肉は血管を圧迫するため、血流が低下します。血流が悪くなると、本来は排出されるはずの老廃物が筋肉内に溜まりやすくなります。この老廃物が結晶のような状態になって組織に蓄積されると、動かしたときに引っかかりが生まれ、それがゴリゴリという音として現れることがあります。
音が鳴る原因には、もう少し深刻なケースもあります。肩関節を支える腱板(けんばん)が弱くなって関節が不安定になっている場合や、関節軟骨が少しずつ摩耗している場合です。このケースでは、音とともに引っかかり感や、動かしたときに痛みが出ることもあります。腱板が部分的に断裂しているケースや、石灰が腱に沈着している「石灰沈着性腱板炎」という状態でも、同様の音や症状が出ることがあります。
「音はするけど痛くないから大丈夫」と思っている方、少し待ってください。痛みがないからといって、必ずしも問題がないとは限らないのです。ここが、この症状で一番誤解されやすいポイントです。
身体というのは、ある程度のダメージを受けても痛みを感じないことがあります。これは身体の適応力とも言えるのですが、裏を返せば痛みが出た段階ではすでにかなり症状が進んでいることも珍しくないということです。
肩の場合も同様で、腱板に少しずつダメージが蓄積していても、最初のうちは痛みを感じないことがあります。「なんか最近音がよく鳴るな」と思いながらそのまま放置していると、ある日突然、腕が上がらなくなったり、夜中に肩が痛くて目が覚めたりといった事態になることもあるのです。
逆に言えば、音が鳴り始めた今の段階は、適切なケアを始める絶好のタイミングとも言えます。筋肉の硬さや血流の悪さが原因であれば、日常生活の改善やストレッチ、整体などで十分に対応できます。早いうちに対処することで、症状が悪化する前に根本から改善できる可能性が高いのです。
肩の音の問題を語るうえで、姿勢の話は避けて通れません。実際に来院される方を拝見していると、肩まわりに問題を抱えている方の多くに、姿勢の乱れが見られます。
デスクワークやスマートフォンの操作が続くと、多くの方が前傾みの姿勢、いわゆる猫背や巻き肩になっていきます。この姿勢になると肩甲骨が外に開いた状態が続き、肩まわりの筋肉や腱が常に引っ張られた状態になります。そのまま動かすと、摩擦が生まれやすく、ゴリゴリ音につながってしまうのです。
頭の重さはおよそ4〜5キロあります。頭が身体の真上にある正しい位置にあれば、その重さを骨格全体で支えることができます。ところが、頭が少し前に出るだけで、首や肩にかかる負担は何倍にも増えると言われています。長時間のパソコン作業やスマートフォン操作でこの状態が続くと、肩まわりの筋肉はつねに過剰な負担を受け続けることになります。


症状が軽い段階であれば、日常生活の中でできることが多くあります。すぐに実践できるものをいくつかご紹介します。ただし、痛みが強い場合や痺れを伴う場合は、無理に動かさずに専門家に相談してください。
一番シンプルで効果的なのが、肩甲骨を意識したゆっくりとした肩回しです。力を抜いた状態で、ゆっくり大きく円を描くように肩を回します。ポイントは「痛気持ちいい」範囲にとどめること。無理に大きく回そうとすると、逆に組織を傷つけることがあります。
椅子に座ったまま、両手を後ろで組んで胸を開く動きを1日数回行うだけで、巻き肩の改善につながります。肩甲骨を背骨に向かって寄せるようなイメージで行うと効果的です。この動きによって、普段縮んでいる胸の筋肉が伸び、肩への負担が軽減されます。
セルフケアの中でもっとも継続的な効果があるのが、日常姿勢の改善です。パソコンの画面の高さを目線と合わせる、椅子の高さを調整して骨盤を立てて座る、スマートフォンを見るときに顎を引くといった小さな意識の積み重ねが、肩への慢性的な負担を減らしていきます。
セルフケアで様子を見ることも大切ですが、次のような状態が見られる場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。自己判断での対応に限界があるケースもあります。
これらの症状が出ている場合、腱板の損傷や石灰沈着、関節の変形など、セルフケアだけでは対応できない原因が隠れている可能性があります。
当院にいらっしゃる方の多くは、「いろいろ試したけど改善しなかった」という方です。なぜ改善しないのかというと、多くの場合、原因を特定せずに対症療法だけを続けているからです。
当院では、AI姿勢分析ソフトをはじめとした5種類の独自検査を行い、症状の根本原因を目に見える形で特定します。肩の音や違和感の原因が、肩そのものにあるのか、頸椎にあるのか、骨盤の歪みから来ているのか、人によってまったく異なります。同じ「肩の音が鳴る」という症状でも、原因が違えばアプローチも変わります。
施術は、解剖学の原理に基づいた、触れる程度の優しい刺激で行います。「整体って痛そう」「バキバキされるのが怖い」という方も、安心してお越しください。東洋医学・西洋医学・オステオパシーを融合した独自のアプローチで、自然治癒力を最大限に引き出していきます。


肩を動かしたときのゴリゴリ音は、多くの場合、筋肉の硬直や血流の低下、姿勢の乱れが原因です。痛みがない段階であっても、それは身体が「そろそろ何とかして」と発しているサインだと私は考えています。
私自身、8年間腰痛を抱えていた経験から、症状を抱えながら毎日を過ごすことのしんどさは痛いほどわかります。「大したことないかな」と思いながら、じわじわと不安が募っていくあの感覚、放っておくうちに気づいたら動けなくなっていたあの後悔も知っています。
だからこそ、「なんか気になるな」と思った早い段階で、一度しっかり原因を確認することをおすすめしたいのです。一人で抱え込まず、気になることがあればいつでもご相談ください。あなたの身体のことを一緒に考えていきましょう。

