更年期障害

更年期障害とは

更年期障害とは、女性ホルモン（エストロゲン）の分泌量が急激に減少することによって引き起こされる様々な身体的・精神的症状のことです。一般的に閉経の前後5年間、合計約10年間の期間に現れる症状で、その中でも日常生活に支障をきたすほどの症状を「更年期障害」と呼びます。男性にも似たような症状（男性更年期障害）が現れることがありますが、女性と比べるとホルモン低下は緩やかです。

厚生労働省の患者調査によると、更年期障害で医療機関を受診している患者数は約10万5千人と報告されています。しかし、これは氷山の一角であり、実際には45～54歳の女性（約935万人）の約80％（748万人）が何らかの更年期症状を抱えていると推測されています。さらに、その中の約25％（234万人）、つまり更年期女性の4人に1人は日常生活に支障をきたすほどの更年期障害の状態にあると考えられています。

そのままにしてしまうと、精神的症状が悪化し、うつ病などの精神疾患に発展するリスクがあり、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患を引き起こす可能性があります。

また、閉経後は内臓脂肪が増加し、脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが高まります。骨密度の低下により骨粗鬆症が進行し、骨折の危険性が出るなど、日常生活に支障が出てしまう前に早めの対処が望ましいです。

更年期障害の原因

開院以来、当院には更年期障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、更年期障害の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っているということです。

更年期障害の原因として次のものが挙げられます。

更年期障害は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

上記の原因が影響して、疲労が蓄積し、それが慢性化することで免疫力の低下につながり、自力で不調を解消することが難しくなってきます。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。更年期障害は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

更年期障害への対応として病院や一般の整体院では次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

乳がんや子宮内膜がん、血栓症などのリスクが若干上昇する可能性があります。また、投与初期には不正出血などの副作用が現れることがあります。すべての女性に適応があるわけではなく、既往歴によっては使用できない場合もあります。

漢方療法

効果が現れるまでに時間がかかることが多く、即効性を求める方には不向きです。また、個人によって効果の差が大きく、合う漢方薬を見つけるまでに時間と費用がかかることがあります。

精神科的治療

抗うつ薬などには眠気、食欲不振、性機能障害などの副作用があることがあります。また、薬物療法だけでは根本的な解決にならないことも多いです。

更年期障害を改善するために

まずはあなたの更年期障害の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、充実した検査とカウンセリングで、更年期障害の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

経験豊富な院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

しっかりと原因を把握することが更年期障害の改善には重要だと考えています。当院では体の変化や症状の波を見逃さないように検査から施術まで一貫して院長が行なうようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

更年期障害に関するQ&A

更年期障害は自然に治りますか？

更年期障害は時間の経過とともに自然に症状が軽減することが多いですが、個人差があります。ホルモンバランスが新たな平衡状態に達すると症状は落ち着きますが、その間の生活の質を保つためには適切なケアが重要です。自然治癒を待つよりも、つらい症状には積極的に対処することをお勧めします。

更年期障害の人がやってはいけないことはありますか？

過度のストレスや無理な仕事、睡眠不足、カフェインやアルコールの過剰摂取は避けるべきです。また、自己判断での市販薬の長期服用や、症状を我慢して放置することもおすすめできません。特に精神的症状が強い場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。

更年期障害の症状はどのくらいの期間続くのですか？

一般的に更年期障害の症状は閉経前後の約10年間（閉経前5年、閉経後5年）に現れることが多いですが、個人差があります。症状の種類や強さも時期によって変化し、閉経後2～3年で多くの症状は軽減する傾向にありますが、骨粗鬆症などのリスクは継続的な対策が必要です。

更年期障害と単なる疲れやストレスはどう見分けるのですか？

更年期特有の症状としてほてりや発汗などの血管運動神経症状があること、症状が長期間（数ヶ月以上）続くこと、月経の変化を伴うことなどが特徴です。また、簡易更年期指数（SMI）などのチェックリストで自己評価することも可能です。判断に迷う場合は婦人科や更年期外来の受診をお勧めします。

更年期障害の症状が重い場合、仕事は続けられますか？

症状の程度によりますが、適切な治療と職場環境の調整により、多くの方は仕事を続けることができます。必要に応じて勤務時間の調整や業務内容の見直しを検討することも大切です。症状が重く日常生活に支障がある場合は、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることをお勧めします。

更年期障害に苦しめられていた皆さまも、当院の施術を受けて、このような変化がありました。

当院の整体と更年期障害は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。