【不眠症】中途覚醒する日が続いて寝ることが怖くなった

不眠症で来院された女性（40代/パート）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

1ヶ月前から急に寝つきが悪くなり、眠れなくなった。中途覚醒する日もあり、頭がボーっとして、不安感が強くなった。

特に目立った不調はなく過ごしてきたが、数ヶ月前から仕事の関係でストレスを感じることが増え、イライラしたり落ち込んだり不安症が起きることがあった。

だんだんと不安感が強くなり、夜が近づき暗くなってきた頃から気持ちが落ち着かなくなった。頭が凝るような感覚があり、体の緊張が強く、無意識に食いしばったりすることもある。

寝つきに1時間以上かかるようになり、夜中の2時頃に目が覚め、時には朝まで寝れない日もあった。

焦りを感じ、ヨガを始めたり、サプリメントを使ったり、色々と試してはいるが、目立った改善はなく、知人の紹介にて来院。

初回検査結果は以下の通り

検査結果の分析により、顎関節のズレによる食いしばり、その影響を受けての胸鎖乳突筋の過緊張が原因で交感神経優位となり、不眠症につながっていると判断。

頭蓋骨（特に前頭骨）を中心に頚椎上部～鎖骨周辺のバランス調整に重点を置いた。

初回～8回目/週2回ペース: 頭の緊張がほぐれて、頭が軽くなり、考え事をすることが少なくなった。中途覚醒はあるが、夜になると不安になる現象は出なくなった。
9回目～12回目/週1回ペース: 寝つきが良くなった感じがする。まだ中途覚醒はあるが、その後は眠れている。
13回目～19回目/2週に1回ペース: 中途覚醒がほぼなくなった。睡眠時間は6時間ほど。朝起きた時は少し眠いが、辛さはない。
20回目～24回目/4週に1回ペース: メンテンスで定期的に来院。睡眠時間は平均して7時間になった。熟睡している感覚が戻ってきて、目覚めも良い。ストレスを感じることが少なくなった。