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起立性調整障害からくる症状と対処法について

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こんにちは。整体院ゆるり・高知本院の前田です。朝、ベッドから起き上がった瞬間や、ソファからふと立ち上がったとき、目の前がスーッと暗くなった経験はありませんか。「また起きた」と苦笑いしながらも、どこかで「これって本当に大丈夫なのかな」と気になっている方も多いと思います。

その症状、実は身体からの大切なサインかもしれません。今回は、立つと目の前が暗くなるという症状の原因や、日常生活でできる対処法について、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

院長:前田

この症状で悩んでいる方やお子さんを持つ保護者の方からのご相談が増えています。「たいしたことない」と思いがちですが、放っておくと日常生活に支障が出るケースもあるので、ぜひ最後まで読んでみてください

目次

なぜ立ち上がると目の前が暗くなるのか

このセクションでは、症状が起きる仕組みをできるだけ丁寧に解説します。難しい言葉も出てきますが、一つひとつ順を追って説明しますので、安心して読み進めてください。人の身体というのは本当によくできていて、立ち上がるという何気ない動作の中でも、じつは複雑な調整が行われています。

血流と重力のせめぎあい

座った状態や横になった状態から立ち上がると、重力の影響で血液は一気に下半身へと引き寄せられます。成人の場合、約300〜800mlもの血液が下半身に移動すると言われています。健康な状態であれば、自律神経(特に交感神経)が素早く反応して血管を収縮させ、心臓に戻る血液量を確保する仕組みが働きます。

ところが、この調整がうまくいかないと、一時的に脳への血流が不足してしまいます。脳は血流が途絶えると数秒で機能に支障をきたしはじめるため、視界が暗くなる・ぼーっとする・ふらつくといった症状として現れるのです。

症状が出やすいタイミング

目の前が暗くなるのは、決して特定の場面だけではありません。朝ベッドから起き上がるときがもっとも多いですが、それ以外にも次のような状況で症状が出やすいとされています。長時間座った後に立ち上がるとき、入浴後に湯船から出るとき、食後しばらく経ってから動き出すとき、炎天下で長時間立っていたとき、これらすべてに共通するのは「急な体位変換」という点です。

考えられる原因と代表的な状態

目の前が暗くなる症状を引き起こす背景には、いくつかの代表的な原因があります。すべての方が同じ原因とは限らないため、自分の状態と照らし合わせながら読んでみてください。症状が繰り返し起きている場合は、どれかひとつに当てはまることも多いです。

起立性低血圧

もっとも代表的な原因が、起立性低血圧です。立ち上がった際に血圧が急激に低下する状態で、医学的には「起立後3分以内に収縮期血圧が20mmHg以上低下する」ことを指します。20〜30代の若い女性に多いとされていますが、年齢を重ねるにつれて割合が増え、高齢者では20%前後に見られるとも言われています。

もともと血圧が低めの方、水分摂取が少ない方、長時間同じ姿勢でいることが多い方などは、この状態になりやすい傾向があります。「低血圧だから仕方ない」と諦めている方も多いですが、適切な対処で症状を和らげることは十分に可能です。

起立性調節障害(OD)

特に10〜16歳の思春期のお子さんに多いのが、起立性調節障害(OD)です。自律神経の機能が乱れることで、立ち上がった際の血圧・心拍数の調節がうまくいかなくなる状態です。軽いものを含めると小学生の約5%、中学生の約10%に見られると報告されています。

朝に調子が悪くなりやすく、午前中は動けないのに夕方から元気になるというパターンが多いのも特徴です。「怠けているだけでは?」と周囲に誤解されやすいですが、これは本人の意志の問題ではなく、自律神経の機能の問題です。保護者の方にはぜひこの点を知っておいていただきたいと思います。

貧血(鉄欠乏性貧血)

特に女性に多いのが、鉄分不足による貧血です。血液中のヘモグロビンが少なくなると、体全体への酸素供給が不十分になり、立ち上がったときに一層症状が出やすくなります。生理のある女性は鉄分が不足しやすいため、食事内容を見直すことが有効なケースも少なくありません。

自律神経の乱れ

睡眠不足、慢性的なストレス、不規則な生活習慣などによって自律神経のバランスが崩れると、体位変換時の血圧調節も乱れやすくなります。「最近、仕事が忙しくて睡眠が取れていない」「生活リズムが乱れている」という方は、自律神経が関係している可能性があります。当院でも、自律神経の乱れを背景に持つ方からのご相談は非常に多いです。

放っておくとどうなるのか

「たまに目の前が暗くなるだけだから大丈夫」と思っていませんか。たしかに健康な方にも一時的に起こることはありますが、頻繁に繰り返される場合は見過ごしてほしくないサインです。

症状が続くと日常生活の質が大きく下がります。朝起きるのが怖くなる、通学・通勤が億劫になる、階段や電車内で倒れそうになる不安が続くなど、じわじわと行動範囲が狭まっていきます。特に成長期のお子さんの場合、不登校につながるケースもあることを保護者の方にはぜひ知っておいていただきたいです。

また、一過性の脳虚血発作(TIA)や心臓の不整脈など、医療機関での確認が必要な状態が隠れていることも稀にあります。「ただの立ちくらみ」と決めつけず、繰り返し起きているなら一度きちんと状態を確認することをおすすめします。

今日から始められる日常の対処法

原因や背景が何であれ、日常生活の中で取り入れやすい対処法があります。すぐにできることから少しずつ試してみてください。もちろん、これで完全に解決するとは限りませんが、症状の頻度を減らすことには十分つながります。

立ち上がり方を変える

急に立ち上がるのではなく、一呼吸おいてからゆっくり動くことを意識してください。特に朝は、横になった状態から一気に立ち上がらず、まず座った状態でしばらく落ち着いてから立つ、という二段階の動作を習慣にするだけでも効果があります。

水分と塩分を意識して摂る

血液量が少ないと症状が出やすくなります。1日1.5〜2リットルを目安に水分を摂ること、そして適度な塩分補給も有効とされています。ただし、高血圧の方や腎疾患のある方は塩分の摂りすぎに注意が必要なので、気になる方はかかりつけ医にご相談ください。

下半身の筋肉を使う習慣をつける

太ももやふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」とも呼ばれ、血液を上半身に押し戻す働きがあります。軽いウォーキングやかかとの上げ下げ運動を日常に取り入れることで、血液循環が改善されやすくなります。長時間座った後は、立ち上がる前に足首を数回動かすだけでも効果的です。

生活リズムを整える

毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ることが自律神経のリズムを安定させる基本です。特に起立性調節障害のお子さんの場合、夜型になりやすい傾向があるため、起床時間を一定に保つことが改善への近道のひとつとされています。

整体ではどんなことができるのか

「整体って、骨をバキバキするところでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。でも当院の施術はまったく違います。触れる程度のやさしい刺激で全身を調整するため、お子さんから年配の方まで安心して受けていただけます。

当院では、症状の表面だけを見るのではなく、なぜその症状が出ているのかという根本原因を丁寧に探ることを大切にしています。5種類の独自検査と問診を通じて、自律神経の乱れ・姿勢のバランス・血流への影響といった要素を複合的に分析し、その方に合った施術を行います。

「病院に行ったけれど異常なしと言われた」という方も多くいらっしゃいます。検査で異常が見つからないからといって、身体が正常とは限りません。そういった方こそ、当院にご相談いただきたいと思っています。

当院に来られる方のよくある声

実際にこのような症状でご来院いただいた方から、こんなお声をいただいています。

「朝のたびに目の前が真っ暗になって怖かったけれど、施術を重ねるうちに頻度が減ってきました」「中学生の娘が毎朝調子が悪く、怠けていると思っていたのが申し訳なかったです。今は学校にも行けるようになりました」「低血圧だから仕方ないと諦めていたけれど、体質だと思っていたものが変わるんだと驚きました」

どの方も、最初はご自分の症状が改善するとは思っていなかったとおっしゃいます。でも身体は必ず変わります。ただ、そのためには原因をきちんと特定して、根拠のある施術をすることが不可欠です。

受診や相談のタイミングについて

次のような状態が続く場合は、できるだけ早めに専門家への相談をおすすめします。

  • 週に複数回、立ち上がるたびに症状が出る
  • 症状が強くなっていて、倒れそうになることがある
  • 朝起きられず、学校や仕事に影響が出ている
  • 動悸・息切れ・頭痛などほかの症状も合わせて出ている
  • 子どもの場合、午前中ほぼ動けない日が続いている

「これくらいで行っていいのかな」という遠慮はまったく必要ありません。症状が軽いうちに対処するほど、改善までの時間も短くなります。

一人で抱え込まないでください

立ち上がった瞬間に目の前が暗くなる症状は、決して「気のせい」でも「体質だから仕方ない」でもありません。身体が何かを訴えているサインです。私自身、8年間腰痛に悩み続け、多くの治療院を転々とした経験があるからこそ、「原因がわからないまま症状と付き合い続けることのしんどさ」は誰よりもよく理解しているつもりです。

どんな症状にも必ず原因があります。その原因を一緒に探り、根本から改善していくことが当院のスタイルです。「病院には行ったけれど何も変わらなかった」「整体が初めてで不安」という方でも大歓迎です。どうか一人で悩まず、気軽に声をかけてください。あなたが毎朝安心して立ち上がれる日を、一緒に目指しましょう。


院長:前田

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